舞鶴風流音頭
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■CONTENTS■
舞鶴の唄
舞鶴唱歌
余部唱歌
心種園唱歌
舞鶴小唄
新舞鶴小唄
舞鶴風流音頭
舞鶴甚句
舞鶴港音頭


■ 舞鶴風流音頭 ■
■舞鶴風流音頭

作詞 吉井 勇
作曲 大村能章
1,  舞鶴風流先づ第一は
 古今伝授の幽斎さまよ
 残す心の種芽に出でて
 今じゃ桜の花ざかり花ざかり
    ほんにほんにさ
                (以下繰り返し)
    のほほんのほい

 愛宕山には霞みがかかる
 袖にゃ別れの涙がかかる
 風も懐かしまだ移り香の
 消えぬ名残の恋ごろも恋ごろも

 共に楽しむ桜の宴
 夢見心地にひと日を送り
 別れともない夕闇小闇
 恋の闇路になほ迷うなほ迷う

 日毎夜ごとの朝代まゐり
 恋の願ひもただひとすじに
 思ひ詰めればあの賑やかな
 祭囃子も胸に染む胸に染む

 月が浦風吹くともしや
 ともに手を取り白糸浜へ
 往きて二人の浮名を流す
 仇し仇浪浪まくら浪まくら

 五老ケ岳から港を見れば
 憎くや並んだ乙島戸島
 思ふまいとは思へどいとど
 絶えた逢瀬が歎かるる歎かるる


 伽羅の匂い崎この黒髪は
 恋のともづな出船をつなぐ
 往かしともなや身はこのままに
 ぽんと打込む捨て錨捨て錨


 卯月八日の松尾寺まゐり
 心の札所をここぞと定め
 青葉山道仲よく登る
 恋の遍路の二人づれ二人づれ


 雄島よいとこ水凪ぎ鳥が
 今日もまた来てあれ穴を掘る
 湧くは色よい情の泉
 酌めば若やぐいつまでもいつまでも


10  いさざ恋の魚伊佐津の川の
 水と契って育ったからは
 それを肴の深酒深酒
 酔へば情も深くなる深くなる



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