日尾池姫神社例大祭
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■ 日尾池姫神社例大祭 ■
■日尾池姫神社例大祭
舞鶴市
の与保呂地区にある日尾池姫神社では、毎年11月3日に例祭が行われます。
4年に一度の例大祭、2年に一度の大人みこし、その間に子供みこしです。
2008年(平成20年)11月3日に行われました日尾池姫神社例大祭の様子を紹介いたします。
祭が無事に終了するように日尾池姫神社での式典からはじまり、神楽(獅子舞)で悪魔祓いを行い、奉賛会の方々を先頭に太刀振り連・天狗・ササラ・お多福・鎮守・囃子連・神楽連と巡行し、途中の公民館等で演目を披露します。
◆太刀振り(振り物)
・太刀振りの由来
西暦1600年(慶長五年)、関ケ原の合戦をへて徳川家康が天下を取りました。
当時、田辺藩の城主(細川幽斎)は、わずか500の手勢で篭城(ろうじょう)し、15000人の敵陣に包囲されて奮戦しました。
その後、田辺藩では武道の奨励につとめ、篭城当時の奮戦ぶりを後世に伝えるべく、武道の型として城内で「太刀振り」が行われてきました。
与保呂地区では、江戸時代中期頃より、日尾池姫神社祭礼の奉納行事として行われてきました。
戦前には常(つね)地区や与保呂地区で行われ、1988年(昭和63年)に19年ぶりに与保呂三字全体の行事として復活し、以来4年目毎に行われてきました。
太刀振りの演目
露払い
幼い子が演じ、その場を清める儀式の一つ
大薙刀
敵陣へ切り込み獅子奮迅の働きぶりを示したものです。
小太刀
10歳前後の剣術振りを表現したものと言われています。
小薙刀
城中において、御殿女中や腰元の女性が戦ったもようを表現。
間抜け
名前と違い、勇壮な棒術の一端を現すもので、篭城の際、足軽や仲間(ちゅうげん)の働きぶりを表現。
関 棒
剣術と棒術の一騎打ちを表現した勇壮な太刀振り。
槍
大薙刀と同じように、敵陣へ切り込んだ奮戦ぶりを表現。
◆神楽(獅子舞い)
もともとの発祥は、古代からの音楽で神殿などの儀式などで舞われてきました。
「悪魔祓い」の舞は、かつては新築された家などでも披露されたりしてきました。
与保呂に伝わる「獅子舞の演目」
(1)悪魔祓い (2)剣の舞い (3)鈴の舞い
(4)汐ふみ (5)謡の舞い (6)のた舞い
(1)悪魔祓い
(2)剣の舞い
(3)鈴の舞い
(4)汐ふみ
(5)謡の舞い
(6)のた舞い
◆お多福舞い
「ひょっとこ」と「おかめ」が面白おかしく舞いを演じるもので、神楽や太刀振りとちがって大衆娯楽の一つとして伝えられてきました。
子孫繁栄の願いも込められた舞いだそうです。
◆囃子(はやし)
祭礼行事の巡行中に、笛に合わせて、太鼓・カッコ・拍子木・すり鉦(すりがね)で演奏します。
ササラをひく天狗は、道中を清める役をといわれています。
また他のササラは、狐(キツネ)や猿(サル)の面を付けています。
笛・太鼓は大人、カッコは中高生、拍子木(ひょうしぎ)・すり鉦(すりがね)は小学生が演奏します。
曲目は下記の6曲です。
(1)岡崎 (2)祇園囃子 (3)ほてい返し
(4)シャシャ切り (5)岡崎返し (6)お多福舞い
◆日尾池姫神社の場所
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このページは日尾池姫神社例大祭奉賛会発行の資料を元に作成致しました。
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