肉じゃが発祥の地 舞鶴
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舞鶴の雑学


■ 肉じゃが発祥の地 舞鶴 ■
■肉じゃが発祥の地 舞鶴

 
東郷平八郎が英国(イギリス)に7年間留学していた時に食べたビーフシチューの味が忘れられず、海軍舞鶴鎮守府の初代司令長官として明治34年(1901年)に赴任していた頃に料理長に命じて作らせましたが、当時の日本には調味料としてのワインやバター等が無かった為、しょうゆ・砂糖・ごま油で味付けをして作ったのが【肉じゃが】のルーツ。

 当時、水兵の間では脚気(かっけ)になる者も多く、脚気防止にも【肉じゃが】は効果があったと言われています。

海軍厨業管理教科書
海軍厨業管理教科書
 当時の甘煮の作り方が記載されている「海軍厨業管理教科書」が、現在の海上自衛隊第四術科学校(舞鶴市)にのみ残っている事から、舞鶴が肉じゃが発祥の地とされています。

※当時は【肉じゃが】と呼ばずに【甘煮】と呼ばれていました。
海軍厨業管理教科書より 肉じゃが(甘煮)の作り方
■材料 生牛肉、蒟蒻、馬鈴薯、玉葱、胡麻油、砂糖、醤油

■所要時間
 1) 油入れ送気
 2) 3分後生牛肉入れ
 3) 7分後砂糖入れ
 4) 10分後醤油入れ
 5) 14分後蒟蒻、馬鈴薯入れ
 6) 31分後玉葱入れ
 7) 34分後終了

■備考
 1) 醤油を早く入れると醤油臭く味を悪くすることがある
 2) 計35分と見積もれば充分である
※後に、広島県の呉市も肉じゃが発祥の地として名乗りをあげましたが、呉市の場合は【肉じゃが発祥の地?】といったように、【?】が付いています。

イベントなどで元祖肉じゃがを提供される
まいづる肉じゃがまつり実行委員会の方々
まいづる肉じゃがまつり実行委員会の方々。
※まいづる肉じゃがまつり実行委員会は平成7年(1995年)に結成。

まいづる肉じゃがまつり実行委員会の料理長の特製レシピ
海軍厨業管理教科書記載の甘煮を現代風にアレンジ
材料(四人前) 【一人分カロリー 約230キロカロリー】
ジャガイモ(男爵)
タマネギ
ニンジン
糸こんにゃく
牛肉(もも肉)
グリンピース
しょうゆ
砂糖
ごま油
皮をむいて正味
皮をむいて正味
皮をむいて正味
良く水を切って
薄切り
冷凍のもの
濃口しょうゆ

サラダ油でも可
400g
160g
60g
80g
160g
少々
50cc(大さじ3強)
60cc(大さじ4)
少々
調理手順
其の一 ジャガイモは3〜4cmぐらいに切り、水にさらす。
其の二 タマネギも1cmぐらいのクシ型に切る。
其の三 にんじんは2〜3cmぐらいの乱切りにする。
其の四 こんにゃくは十分に水切りをし、4〜5cmに切る。
其の五 肉は適当な大きさに切る。
其の六 グリンピースは自然解凍をする。
其の七 しょうゆ、砂糖は分量を正確に量り、容器に準備しておく。
其の八 鍋を火にかけ、充分に熱くなったところにゴマ油を入れる。
其の九 3分後、牛肉を入れて炒める。
其の十 7分後、砂糖を入れて炒め続ける。
水分が出てくる。
其の十一 10分後、しょうゆを入れてさらに炒める。
佃煮のように黒くなる。
其の十二 14分後、水切りをしたジャガイモ、にんじん、こんにゃくを入れてひと混ぜしてから、ひたひたになるまで水を注ぐ。
強火で加熱し、煮立った後は中火で煮ふくめ、ときどき鍋底から混ぜる。
其の十三 31分後、タマネギを入れる。
煮汁が均一にまわるように下から混ぜる。
其の十四 34分後、できあがり。
容器に盛り付けしてグリーンピースをちらす。
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