舞鶴市のホタル
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舞鶴の雑学


■ 舞鶴市のホタル ■
■舞鶴市に棲むホタル

世界では2000種、日本では約50種が棲息しているといわれるホタル。
舞鶴ではゲンジボタル、ヘイケボタル、ヒメボタルの棲息が確認されています。

他の種類のホタルが棲息している可能性は否定出来ませんから、図鑑を片手に探してみるのも楽しいかも?

他にはオバボタル、オオオバボタル、クロマドバタル、ベニボタル、クシヒゲボタル等ですが、日本に棲むホタルの中の10種類程度は光らないホタルですから、見つけるのは困難かもしれません。
※光らないホタルはオバボタル、クロマドボタル等

※ホタルは1匹(ひき)〜2匹(ひき)でなくて、1頭(とう)〜2頭(とう)って数えます。



ゲンジボタル(大型の水生ホタル)
【分布】本州〜四国〜九州の綺麗な水辺
【体長】メス:20mm程度、オス:15mm程度
【特徴】胸部は赤色、黒い十文字型の模様。
【産卵】約500〜1000個程度
【寿命】1週間から2週間程度(成虫)
オスのホタルは高い所を光を点滅させながら飛びますが、メスのホタルは低空を光を点滅させずに飛びます。

ゲンジボタルには富士山付近を境にして関東型と関西型の種類があり、舞鶴のホタルは関西型。
関東型のオスのホタルが4秒間隔で点滅するのに対して、関西型である舞鶴のオスのホタルは2秒間隔で点滅します。

◆何故、関東型と関西型に分かれているのでしょうか?
ゲンジボタルはおよそ100万年前、アジアから西日本方面にやって来ました。
その時は2秒間隔で点滅していたそうです。

そしてゲンジボタルは生息地を東に広げていきましたが、富士山のあたりにそびえる大きな山脈の為に、ゲンジボタルはそれ以上東に進む事が出来ませんでした。
東に行けずに山脈に長い間いたゲンジボタルの集団は低い気温によって活動が鈍くなった為に、光る時間が2秒間隔から4秒間隔へとエネルギーを使わないように変化していきました。
その後山脈の抜け道を見つける事ができた集団が東日本に流れた為、東日本のホタルの光る時間がおよそ4秒となったそうです。

活動性は、東日本にいるオスは9時には葉の上で休みますが、九州は12時すぎてもぶんぶん飛ぶほど活発で、九州、関西はうちわで叩き落すどころか網でないと捕れないくらい速く飛ぶそうです。

メスの習性も関東型と関西型とでは異なり、関東型は卵を単独で産みますが、関西型はコケの上に集団で産卵します。
この習性は、関西のホタルを関東に連れてきても変わりません。



ヘイケボタル(小型の水生ホタル)
【分布】日本全土の水辺
【体長】メス:10mm程度、オス:7mm程度
【特徴】胸部は赤色、黒く太い縦一文字型の模様
【産卵】約50〜100個程度
【寿命】1週間から2週間程度(成虫)
【俗称】「コメボタル」
ヘイケボタルは6月〜8月頃までにサナギから成虫になります。
成虫を見られる時期はゲンジボタルよりも遅いですが、長い期間見る事が出来ます。
幼虫は水棲の貝(モノアラガイ、サカマキガイ、タニシ)を食べますが、成虫になると少しの水しか摂取しません。



ヒメボタル(小型の陸生ホタル)
【分布】本州、四国、九州
【体長】メス:6mm程度、オス:9mm程度
【特徴】胸部は赤色、黒い半円型の模様
【産卵】約40〜90個程度
【寿命】オスは7日、メスは2〜3日(成虫)
【俗称】「ヌカボタル」


オスもメスも光りますが、メスは羽根が退化してしまっているので草の茎や枝に捕まりながら光を点滅させ、オスしか飛べません。
また、飛翔力が弱い為に行動半径も限られる為に棲息地も限られてしまってます。
雨や風の強い夜などには出て来ないホタルです。

ヒメボタルは大型と小型の2種類に分類され、神奈川県箱根あたりを境にして東日本型の大型、西日本には大型と小型が分布してます。
舞鶴には大型のヒメボタルも小型のヒメボタルも棲息しています。

小型のヒメボタルは西日本の低地に広く分布していると言われています。
幼虫はベッコウマイマイやオカチョウジガイという陸貝を食べます。

特徴としては、ゲンジボタルとヘイケボタルに比べるとかなり大きい複眼を持っています。
また、黄金色のフラッシュ光の点滅が特徴となっています。
点滅の間隔はおおよそ1秒間ですが、小さな体にしては明るく光ります。

ヒメボタルはゲンジボタルとヘイケボタルに比べ、明るさには非常に敏感で、人工灯が無い暗闇でなければ光ら無いようです。


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