大波街道の桜並木
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舞鶴の伝説


■ 大波街道の桜並木 ■
■大波街道の桜並木

昭和27年に創立した日本板硝子舞鶴工場。

昭和32年11月25日に「日本板硝子舞鶴工場支部設立5周年記念」として、工場から自衛隊舞鶴教育隊の間の沿道に桜の苗木230本が代表職員によって植樹されました。
その距離、約2km。

そして2年後…

伊勢湾台風(台風15号)は、昭和34年年9月26日に紀伊半島に上陸して東海地方を中心に近畿から東海の広範囲で大きな被害を及ぼした台風です。
舞鶴も、市内全体で680戸も家屋が倒壊や流出する大災害に襲われました。

その時の日本板硝子舞鶴工場のお話。

日本板硝子舞鶴工場の24時間稼動している炉への浸水を防ぐ為に板硝子の社員の方々は自発的に夜を徹して懸命に工場の設備や機械、生産ラインや炉を守り被害をくい止めました。
その献身的な働きに感激した社長が被害を食い止めた社員に対して褒賞金を贈りました。

しかし社員の方々はそれを自分達で使わず、230本あった桜の整備に使われたと云うことです。

そのおかげで現在の大波街道の桜は80本が残っています。


★植樹から50年近く経過し、樹の勢いも衰えてきた為、平成18年7月に日本板硝子舞鶴工場に「大波街道の桜を守る会」が発足。
舞鶴市の協力も得て日本板硝子舞鶴工場の従業員の有志(約80名)により桜並木周辺の除草が行われました。
これからも日本板硝子舞鶴工場と大波地域の方々と共に大波街道の桜は守られますネ。

毎年、綺麗な花を咲かせて道行く人々の目を楽しませてくれる大波街道の桜の、ほっこりとした物語。

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