吉原の万灯篭(よしわらのまんどろ)
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舞鶴の伝説


■ 吉原の万灯篭(よしわらのまんどろ) ■
■吉原の万灯篭(よしわらのまんどろ) :吉原

毎年8月16日に行われる吉原の万灯篭(よしわらのまんどろ)は、今から約300年近く前の享保年間に始まったと伝えられている盆の火祭りです。

 朝代神社に参拝し、愛宕さん(円隆寺)から神火を授かった吉原の若衆たちが勢いよく駆け戻ってくると、吉原の万灯篭(よしわらのまんどろ)がはじまります。

数十人の若者が竹で組んだ高さ15〜6メートルの万灯籠を川の中に担ぎ出し、本体に取り付けられた松明に火がつけられると、川底に掘られた穴に柱を差し込んで、万灯篭を真っ直ぐに立てます。

腰までの深さがある足場の悪い水の中、燃えさかる炎の直下、降り注ぐ火の粉に耐えながら全員が協力して重く巨大な万灯籠をぐるぐると回します。


◆吉原の万灯篭(よしわらのまんどろ)の由来

享保年間(1716〜36)にクラゲが大量に発生したことに由来します。

クラゲの大発生によって全く漁ができず大変な難儀をした時、それが海神の怒りによるものだとして海神の怒りを鎮めるために海中で大火を焚いて祈りを捧げると、クラゲが海流に流されて退散していきました。
その後漁獲もだんだん回復していったとの事で、海神様への鎮魂の火祭りという事になります。

また、愛宕信教の影響も認められる事から、盆の火の民俗に愛宕信仰が集合して成立した松明行事の一事例だとも伝えられています。

 尚、久美浜河梨の12灯と伝承が同じであり、同様の祭りが若狭の福谷(福井県大飯町)でも「大火勢」という名前で行われています。

ホームページを見て頂いた方から提供して頂いた吉原の万灯篭の画像を掲載しておりましたが、その画像について無断流用とのご指摘のメッセージがありました。
発信者のメールアドレス等の連絡先の無いメッセージでしたので、名前を騙ってのイタズラの可能性も高いですが掲載していた画像を削除しております。
御了承ください。


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