座禅石（上漆原）

座禅石（上漆原）


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■ 座禅石（上漆原） ■

※座禅石（上漆原）

　足利時代の初期、唐（とう）の金山寺で仏教研究をして帰った愚中和尚（大通禅師＝加佐郡誌）が貞治四年（1365年）漆原に来て、鎌倉の大滝の下に庵を結んでいた。いま寺屋敷といっている所である。

　ある日の夜半、かわやに起きて行こうとすると胸騒ぎがして、金山寺に火災が起きたことを霊感で知った。早速、ひしゃくをもって精神的防火に努めたという。その後、唐から便りが届き「火事の際は御協力を感謝する」とあった。この時、愚中和尚が座禅を組んで祈ったという座禅石がいまも田の中に座っている。三メートル余の大石である。

※舞鶴市史より

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