※湯やくし(青井)
古来の記録に「湯やくし」と記されている薬師堂がある。現在では寺の境内に移されているが、元この薬師堂がったという辺りに、昔、温泉が湧いてたという。
千年ほど前のこと、この湯元で近所の者がおむつを洗たくしていたところ、湯の神さまが怒って「千年経ったら迎えに来い。」といって、有馬へ行かれ、それ以後、湯が出なくなったという。
なお、ここから程遠からぬ所に、当時の湯治客の墓跡だといわれるものが現存している。"湯だおれの墓”というのであるが、"行きだおれの墓”というのかも知れない。
※舞鶴市史より
メニューに戻る
|
|